オランダ一国だけの歴史書は珍しいです
オランダは日本人にとって「チューリップ、チーズ、風車、木靴」のイメージ、メルヘンチックな国という意味では良く知られていますが、本格的なオランダの研究というと言語を含めいっぺんに「マイナー」な国になってしまいます。 当然一般の人が気軽に読める「歴史」も多くない中で、この書は貴重です。小国オランダがいかに「大国」となっていったか。他の欧州諸国とのせめぎ合い。海外進出とそれがもたらした富とそのバックボーンであるネーデルラント文化の繁栄。その小さな国土の大国力ゆえの波瀾万丈の歴史を気軽に覗いて見ることができます。 そしてなんと言っても「オランダ史」というタイトルがうれしいです。今まではほとんどがベネルクスなど包括的なもので(実際ベルギーなどフランドル地方を含めて広域的に扱う方が語りやすいわけですが)単独の「オランダ史」はめずらしいものです。やや簡略すぎるきらいもありますが、まずは入門です。オランダに興味のある人はぜひどうぞ。
白水社
街道をゆく〈35〉オランダ紀行 (朝日文芸文庫) オランダ 寛容の国の改革と模索 (寺子屋新書) オランダを知るための60章 (エリア・スタディーズ) オランダ東インド会社 (講談社学術文庫) ベルギー史 (文庫クセジュ)
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